Speelplaats Co., Ltd. |
株式会社スペルプラーツ

「現代建築家コンセプト・シリーズ」第2期始動。

LIXIL出版より2008年4月~2021年3月まで29冊出版された本シリーズを、
同シリーズを編集してきた株式会社スペルプラーツより第2期として刊行します。

「現代建築家コンセプト・シリーズ」一覧 

CONTEMPORARY ARCHITECT SERIES

Photo: Hayato Kurobe

現代建築家コンセプト・シリーズ II-1

TITLE

メタアーキテクト
──次世代のための建築

 
AUTHOR

秋吉浩気(VUILD)

 

定価:2,640円(税込)
判型:A5版
頁数:192頁
言語:日本語
デザイン:佐藤亜沙美
販売中!

VUILD
メタアーキテクト──社会を変える次世代の建築
Meta-Architects: Social Transformation by the Next Generation of Architecture

Photo: Takumi Ota


AUTHOR

秋吉浩気

VUILD代表取締役CEO

2013年芝浦工業大学工学部建築学科卒業。2015年慶應義塾大学大学院修了。2017年VUILD株式会社創業。
地域の伝統構法である合掌造りを、VUILDが持つ現代のデジタル技術でアップデートすることを試みた建築物《まれびとの家》(2018)の設計、日本初のクラウドプレカットシステム「EMARF」の開発、デジタル家づくりプラットフォーム「Nestingβ」の開発などを行う。
主な受賞に、SDレビュー入選(2018)、ウッドデザイン賞ソーシャルデザイン部門コミュニケーション分野・林野庁長官賞(優秀賞)受賞(2018)、SDレビュー入選(2019)、Under 35 Architects exhibition──35歳以下の若手建築家による建築の展覧会 Gold Medal賞受賞(2019)、グッドデザイン金賞(2020)。

ABOUT

建築産業において、高度な専門化、都市への一極集中、中央集権型の生産構造が主流であるなか、「建築の民主化」をテーマに掲げ、生産と流通、制作と制作ツールの拡張を事業とする集団、VUILD。「現代建築家コンセプト・シリーズ」第2期の第1巻は、VUILDのCEO秋吉浩気による初の単著である。建築家として作品をつくりつつ、起業家として作品が生み出される環境もまたデザインしている著者が、今、建築を取り巻く社会がどのような変化を遂げてどこへ向かおうとしているのかを紹介する。そして建築の外側に向け、建築の力を通して、社会的インパクトをもたらす指針を示す野心的な書物。


 
CONTEMPORARY ARCHITECT SERIES
 


INDEX (※内容は予告なしに変更する可能性があります)

第1章
変わる社会──ソーシャルインパクト論
ゲームチェンジャーが生まれないのはなぜか/10%の価値しか生まない建築家/10%の人類のための建築家/0-1を超えてソーシャルインパクトをもたらすために/0でも1でもあるデジタルな世界の構築に向けて
試し読み
第2章
変わる産業──デジタルファブリケーション論
第三次産業革命とものづくりの民主化/民主化の第二フェーズに立ちふさがる3つの壁/2008年以降のデジファブ建築の展開/プレファブからデジファブへ
第3章
変わる経済──ポストキャピタリズム論
経世済民とオイコノミア/加速主義と脱成長論/デモクラタイズとムーンショット/狩猟型社会と農耕型社会/暗号通貨と贈与経済/共有型経済と循環型経済
第4章
変わる流通──デジタルヴァナキュラー論
デジタルヴァナキュラーの時代/2つのヴァナキュラー/林業のマイクロ6次産業化/リープフロッグアーキテクチャー/南砺7人衆/まれに訪れることの出来る家/現代の合掌造りを造る/集団的創作の原理/現代の相互扶助
第5章
変わる職能──メタアーキテクト論
建築と社会の再接続/弱く、柔らかく、小さな建築家像/メタ化する建築家/マリオ・カルポと村松貞次郎/マスタービルダーとメタデザイナー/建築の民主化
第6章
変わる設計──デジタルデザイン論
メタアーキテクトは何をデザインすべきか──工学的生産と科学的計算/近代を乗り越える──抽象的構成と具体的構築/and more
 

DIALOGUE

著者秋吉浩気の対談シリーズ。随時更新予定。

秋吉浩気


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藤本壮介
(建築家、藤本壮介建築設計事務所)

© David Vintiner

OPEN VUILD #14「建築の本質と未来」
2020年10月に開催された「Under 35 Architects exhibition」をきっかけに、2020年12月11日に実現した建築家の藤本壮介氏との対談。
そしてこれは「現代建築家コンセプト・シリーズ」第1巻(2008)の著者と第2期第1巻(2021)の著者による、世代を超えた建築家の対話となった。
建築の本質とは何かという問いに対し、藤本、秋吉両氏はそれぞれ「人のための場所」と「自分で世界を切り拓く領域」と話す。対話を通して建築の本質や建築家の職能の未来について考えたい。

VUILD
メタアーキテクト──社会を変える次世代の建築
Meta-Architects: Social Transformation by the Next Generation of Architecture